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【1分で分かる渋沢栄一】新一万円札の渋沢栄一とは何者なのか!会社、功績、本、名言などなど

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渋沢栄一って誰や!!!

新一万円札のニュースが流れてそう思った方、意外と多いのではないでしょうか。

 

新たな肖像画には一万円札に「近代日本経済の父」と呼ばれる渋沢栄一

新一万円札「渋沢栄一」紙幣デザインを発表 5年後めど発行 | NHKニュース

  

「新一万円札に載る方だし、知らないのは恥ずかしい・・・」という方のために!

渋沢栄一とは何者なのか!をザクっとまとめました。

 

 

生い立ち

1840年 埼玉県深谷市出身

・実家(富裕な農家)のお手伝いをしながら、商業的な才能を開花させる。
14歳で一人で仕入れに出かけるようになり、ヨーロッパ時代の経済システムへの適応、「合理主義思想」の基礎を築く。

・19歳で結婚

・27歳でフランスに渡航しパリ万博を視察する。

・29歳の時に大隈重信に説得されて大蔵省に入省し出世するものの、大隈重信と対立して33歳退官。

・退官直後、官僚時代に設立を指導していた第一国立銀行(現:みずほ銀行)の頭取に就任。
その後、多種多様な500以上の企業の設立に携わる。
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設立に関わった企業は、東京瓦斯東京海上火災保険王子製紙(現王子製紙日本製紙)、田園都市(現東京急行電鉄)、帝国ホテル、東京証券取引所キリンビールサッポロビール東洋紡績など
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・享年92

 

渋沢さんの「生い立ち」をより詳しく知りたい場合は↓がおすすめ。

今、正しく稼ぐ人は「渋沢栄一」が先生 | プレジデントオンライン

 

 

渋沢栄一の理念がスゴイ

渋沢さんのスゴさは、「日本全体を良くしたい」!という理念です。 

 

日本を支える500企業の設立に加え、約600の社会事業にも携わってきました。

一橋大学東京女学館日本女子大学早稲田大学二松学舎大学を設立
聖路加国際病院、東京慈恵医科大学付属病院、日本赤十字社などの設立にも尽力
・地方支援にも力を入れる。鉄道会社、ガス、電気などのインフラ関連企業に関わる。

 

「私利を追わず公益を図る」≒「みんなのために行動する」を徹底していました。

明治政府からも高く評価され、「子爵」という爵位を与えられます。

(他の財閥トップの爵位は、子爵の一つ下の「男爵」のみ)

 

私欲だけであれば、一つの企業を大きくしたり、利益を最大化することを考えますが、渋沢さんの行動指針はあくまでも「みんなのため」。

だからこそ、色んな企業、社会事業の設立に協力してきたのです。

 

渋沢さんの「理念」に関する詳細はコチラ↓が分かり易くておすすめ!

私たちはなぜ今こそ渋沢栄一の理念に学ぶべきなのか 現代の企業に求められる「開放的な経営」「論語と算盤」とは(1/6) | JBpress(日本ビジネスプレス)

 

 

渋沢栄一の本(ベストセラー)

 Amazonでベストセラーになっている2冊を紹介!

現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書)

こちらは、渋沢栄一スピリットを学びたい人にぴったり!

日本実業界の父が、生涯を通じて貫いた経営哲学とはなにか。「利潤と道徳を調和させる」という、経済人がなすべき道を示した『論語と算盤』は、すべての日本人が帰るべき原点である。明治期に資本主義の本質を見抜き、約四百七十社もの会社設立を成功させた彼の言葉は、指針の失われた現代にこそ響く。経営、労働、人材育成の核心をつく経営哲学は色あせず、未来を生きる知恵に満ちている。  

現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書)

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 ②雨夜譚―渋沢栄一自伝 (岩波文庫)

渋沢栄一本人についてより詳しく知りたい方にはこちらがオススメ

激動の幕末維新を背景に、大実業家・渋沢栄一(1840‐1931)が疾風怒涛の青春を語る自伝。尊攘倒幕の志士→徳川家家臣→明治政府官僚と転身を重ねる著者の生き方は鋭い現実主義に貫かれた魅力をもち、維新変革をなしとげたエネルギーが生きいきと伝わってくる。実業家時代を概観した「維新以後における経済界の発達」を併収。

雨夜譚―渋沢栄一自伝 (岩波文庫)

雨夜譚―渋沢栄一自伝 (岩波文庫)

 

 

渋沢栄一の名言

<生き方について>

・できるだけ多くの人に、できるだけ多くの幸福を与えるように行動するのが、我々の義務である。

・人は全て自主独立すべきものである。自立の精神は人への思いやりと共に人生の根本を成すものである。

 ・もうこれで満足だという時は、すなわち衰える時である。

・全て形式に流れると精神が乏しくなる。何でも日々新たにという心がけが大事である。

・人は死ぬまで同じ事をするものではない。理想にしたがって生きるのが素晴らしいのだ。

・一人ひとりに天の使命があり、その天命を楽しんで生きることが、処世上の第一要件である。

・そもそも多能は聖人の本色ではないとしても、多能なるくらいの種々の経験ある人にあらざれば真正の聖人となり得ざるべし。

 

<事業・仕事について>

・ただそれを知っただけでは上手くいかない。好きになればその道に向かって進む。

もしそれを心から楽しむことが出来れば、いかなる困難にもくじけることなく進むことができるのだ。

・信用はそれが大きければ大きいほど、大いなる資本を活用することができる。世に立ち、大いに活動せんとする人は、資本を造るよりも、まず信用の厚い人たるべく心掛けなくてはならない。

・事業には信用が第一である。世間の信用を得るには、世間を信用することだ。

個人も同じである。自分が相手を疑いながら、自分を信用せよとは虫のいい話だ。

・商売をする上で重要なのは、競争しながらでも道徳を守るということだ。

 

 

まとめ

ここまでくると、渋沢さんについてバッチりですね!

今の日本があるのは、渋沢さんのおかげと言っても過言ではありません。

多くの人が飲んでいる、サッポロビールキリンビールも渋沢さんのおかげ! 

 

 

ネガティブな話になりますが、今後5~10年間の日本経済、雲行きが怪しくなりつつあります。

 

「日本を良くしたい。皆のために貢献したい」という理念の元で多様な企業・社会事業の設立に関わった「近代日本経済の父」、渋沢栄一

渋沢さんを知ることで現代に生きる私たちがすべきヒントが見えてくるのではないでしょうか。

 

最後に渋沢さんの名言を一つ引用して締めくくります。

どんなに勉強し、勤勉であっても、上手くいかないこともある。これは機がまだ熟していないからであるから、ますます自らを鼓舞して耐えなければならない。

- 渋沢栄一

 

 

※この記事、1分で読み終わらないのはご愛嬌ということで!