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ハリウッドでも闇深い。「セクハラは断れない女が悪い」

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セクハラやレイプって、女に問題あるんじゃないの?

 

最近、ハリウッドではセクハラ問題が話題です。

映画界の大物プロデューサーのハーベイ・ワインスタイン氏が30年以上にもわたり、女優や女性モデルに対してセクハラやレイプを行っていることが発覚しました。

 

ハーベイ・ワインスタインって誰やねん、というのが一般的な反応ですが、以下のような有名作品のプロデューサー。

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(字幕版)

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英国王のスピーチ (字幕版)

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ロード・オブ・ザ・リング (字幕版)

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キル・ビル Vol.1 [DVD]

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ここで紹介したのはほんの一部。

(参考)ハーヴェイ・ワインスタイン - Wikipedia

本当に映画界の大御所だったんだなと実感しました。

 

好きな作品が沢山あったので、この汚いオジサンがプロデュースした映画を楽しんでいたのか、と少しショックを受けました。

 

更に、ワインスタインをカッコよく批判した俳優のベン・アフレックも「ワインスタインのセクハラをずっと知っていたこと」「ベン・アフレック自身も女性にセクハラしていたこと」が暴露されて炎上中です。

04年、カナダのテレビ番組に出演したときに、ベンはそのリポーターをひざの上に座らせて体を触りまくって「キミがトップレスになれば、もっと番組が盛り上がるよ」などと発言。

ベン・アフレック セクハラ被害者3人浮上し大ピンチ

上の原因となった動画。

これは、セクハラではなく「そういう設定」という意見もあるみたいですが、見ているこっちが恥ずかしくなりますね・・・

 

さて、さて・・・

セクハラ被害者もぞろぞろと出てきている訳ですが。

ここで疑問が浮かびます。

 

セクハラされた女優側にも問題があったんじゃない?」

「出世と引き換えに体を差し出しただけなんじゃない?」

こんな疑問が浮かんでしまうのは、「女性の性」が一般的に売買されているからです。

 

単なる「暴力」であれば、こんな疑問は浮かびません。

暴力振るわれた女優側にも問題があったんじゃない?」

「出世と引き換えに殴られただけなんじゃない?」

出世と引き換えに殴られるなんて、なかなか無いですよねwwww 

 

一般的に「女性性の売買」は同意の元であれば、個々人の選択の自由です。

つまり、今回の問題で「女優にも問題があった」と言うためには、本人の同意が必要です。

 

「セクハラ、とか言うけど当時は同意してたんじゃないの???」

 

真実は当事者のみが知る。当事者の発言でしか確かめられないところです。

ワインスタインのプロデュース作品を見る限り、かなりの大物。

様々な証言からも「同意の元」というよりは「被害者は恐怖によってそうせざるを得なかった」ということが正しい様に見えます。あくまでも推測です。

 

 

 

繰り返しになりますが、セクハラ問題で被害者の女性が批判されやすいのは、セクハラと売春に「女性性」が共通しており、セクハラと売春をどこか似たようなものと考えてしまうからです。

 

「女性性」という共通点はありますが、全く異なるものです。

 売春は、「仕事」として行われていますが、一般女性にとって、見ず知らずの人に性的な行為をされてしまうことは、暴力と変わりません。

 

暴力振るわれた(セクハラされた)女優側にも問題があったんじゃない?」

「出世と引き換えに殴られた(セクハラされた)だけなんじゃない?」

 

セクハラ問題が無くなるためには、「売買される女性性」と「被害にあう女性性」は全く別物であることを明確に認識する人が増えてからです。

職場でのプチセクハラもこの辺りの認識が不透明なままでは、ズルズルと続きます。

 

ハリウッドの問題に限らず、セクハラに悩んでいる人たちが少しでも早く「気分よく」過ごせる日がくればと願っています。

 

※「個人の自由意志の元に売春する人はいない。環境によって選択せざるを得なかった」という主張もあります。本記事では主題ではないため、深くは記載していません。

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