今の部署では、業務委託をすることが度々あります。
委託と言っても手放しで仕事がうまく回るはずがありません。
こちらも「指示」に関しては頭を使って詰めるべきところは詰めます。
実務など、全ての仕事に手を出すと委託の意味がなくなるため、ある程度のラインでは身を引いて業者さんの仕事を見守ることになります。
時折、業者さんが仕事をしなかったツケが回ってくる時があります。
そんな時、私は「業者さんにもう一度作業をしてもらう暇があるなら自分でやってしまおう。そっちの方が速くて正確だ。」と考えて行動をします。
一方で先輩は「仕事をしなかったのって何でですか。今のままだとどうするつもりだったのですか」とネチネチネチネチと業者を問いただし、考えが甘かったことを自白させ、謝罪させて、作業をさせます。
私は先輩が業者をネチネチと問いただす時間が嫌で嫌で仕方ありません。
そんな先輩も業者の準備不足を予見し、バックアップを考えていたりします。
余計に「そんなことを言っている暇があったら作業してあげれば良いじゃん、そうすれば早く仕事が終わるのに!」と思ってしまいます。
ただ「委託」している以上は、私の様な態度ではいけないんです。
とても当たり前のことです。
委託は「ある業務」をお金を払ってやってもらっています。
業者の人はボランティアで働いているわけではありません。
ただ、委託先は依頼主が選べるのですから、「業者がちゃんと働かなかった場合」は、選択権があった「依頼主にも責任がある」といえます。
更に「ちゃんと仕事をさせるための指示」も依頼主がする責任があります。
そう思ってみると、先輩のようにネチネチネチネチと業者を問い詰めて、二度とこっちの手間を煩わせないような意識を植え付ける必要があるのかもしれません。
業者さんは、基本的には「やらなくて済むことはやりたくない」というのがスタンスです。色々と気を遣ってくれる業者さんもいますが大概は「あ、すんまへん。それ忘れてましたわ~。すまんすまん。」というスタンスで挑んできます。
こうして整理して考えると、ネチネチと業者を問い詰めるのも「指示」をする側として必要な仕事なのだーと思えてきました。
また一つ、大人の階段を上がってしまいました。
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