TOEICの勉強をする上で役立ちそうな面白そうな本を見つけました。
たった3か月でTOEIC(R)テスト940点! 47才中年サラリーマンの奇跡を呼ぶ勉強法
- 作者: 青山さとる
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/12/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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『たった3か月でTOEIC(R)テスト940点! 47才中年サラリーマンの奇跡を呼ぶ勉強法』
パワーワードのオンパレード 3か月、中年、940点、奇跡
私は「なんか、楽して高得点取れそう!!!」 と思って手にしました(バカです)
感想としては、この本を有効活用できる人はほとんどいなさそう。強いて言うなら、この本を読んで良いのは非常に限られた人(TOEICで850点以上取得者)だけ。※ちなみに私はTOEIC915点です。
多くのTOEIC受験者にとってこの本があまり参考にならないと思った理由は以下の通り。
- 勉強量が不明確
どの参考書をどのくらい、何周こなしたかが記載されていませんでした。
- 勉強時間が不明確
「朝の30分だけ勉強した」を強調しつつも全体を読んでいると「試験1か月前は過去問を時間通りに45分・75分で解く」といった記載もある。
- 勉強開始時点での筆者の英語力が不明確
著書では高3の偏差値30台、英会話苦手~と書かれていますが、この情報だけだあと社会人として勉強を開始する時点での実力は不明です。本来であれば、勉強開始時点の「模試の結果(自己採点でもOK)」を表記するのが一番分かり易いです。また、完全に私の推測ですが、TOEFL勉強の経験者ですか?3カ月以上前から色んな英語の勉強してきたんじゃないですか?と思えるような記述もありました。
こういった理由から、勉強方法を参考にするには不明確な部分が多すぎるので、TOEICの高得点者(ある程度TOEICの勉強方法を分かっている人)だけが上手に活用できるのんではないかと感じました。
本は第1章~5章で構成されています。
第1章 メリハリ作戦
「速く読む力」と「聞く力」をつけよう
最初の2週間で高校時代の英文法を復習する。薄い本1冊を2週間で仕上げる、「聞く練習(ディクテーションなど)」で速く読めるようになった。
知らない単語は辞書で引かない
やらなかったこと
単語帳作成、「英会話力」の向上(ラジオ講座、スカイプ英会話、英語話者の友人作り)、高額の英語教室
第2章 問題集の選び方・使い方
具体性がなく、あまり参考にならなかった。
第3章 本番1か月前までの計画の立て方・守り方
3カ月間だけでいいから集中する!、戦略的に受験する月を選ぶ(長期休みの直後がお勧め)、本番にピークを合わせるピーキング、「平日の朝、30分だけ」集中する、「土日にまとめて2時間より、毎日30分」
学習の工夫
1週間単位で「やること」を決める、「時間」ではなく「分量」で計画を立てる、月曜日の朝にできるだけ頑張る、文法・リスニング・リーディングをバランスよく毎日行う
第4章 モチベーションを保つ7つの「頑張らない」
「衰え」を気にしない、答え合わせに一喜一憂しない(勝負は本番。それまでに覚える)、無理をしない、一緒に頑張る仲間を作らない(勉強の進捗を人と比較すると焦る、独りのほうが無駄な雑音を避けることができる)、・受験することは誰にも言わない(無駄なプレッシャーや嫌味から身を守る)、人前で英語をしゃべらない(自信喪失の元)、スコアを目的にしない(スコアは目的を達成するための手段)
第5章 本番1か月前の過ごし方
1か月前:平日に30分、週末に1時間プラスしてギアを上げる
2週間前:出来なかったところを中心に正解率を上げる
2~1週間前:「一夜漬け」のすすめ
試験当日:本番を実力で発揮する5つの工夫(早起きして朝食を食べる、公式問題集の日本語を読む、電車の中でリスニング、教室に入ってキョロキョロしない、最後まであきらめない)
まとめ
本のタイトルや表紙を見ると夢と希望に溢れていてスバラシイのですが、この雰囲気になんとなく流されてしまう人が出てしまうと勿体ないので、このように書いてみました。
TOEICの勉強に限らずですが、語学試験・資格試験の勉強の勉強法は必ず複数の体験談を参考にしましょう!
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