ブロギングなう

毎日ブログを書けば文章力が上がるのかを検証中

職場のストレスや苦しさを解決する方法。あなたに向けられた「ハラスメント」に気付けるか。

 

「仕事は嫌いではない。だけど職場に行きたくない!」という方への記事です!

 

職場に行くことが苦痛な人~~!!

  • 仕事そのものが嫌なわけではない。
  • 人と仕事をするのも嫌じゃない。
  • 職場は苦痛でストレスがいっぱい。

上司や先輩からのハラスメントを「叱咤激励」だと思い込み、「私が悪いのかも」と自分を責めている可能性が大!

 

例えば、上司のこんな一言

  • 「へ~。あなたは、先輩に仕事をやらせるんだ。」

しつこく「残業」を禁止し、自分では捌ききれない仕事を先輩に頼んだ時の一言。

  • 「あなたは、本当に社会では生きていけないよ。本当にダメだよね。大丈夫?」

本業というより、雑務に関するミスへの一言。大袈裟にもほどがあります。

  • 「貧乏でケチだから外では食べないんだよ」

毎日お弁当を持参していることについてのご発言。人それぞれの経済事情は無視。

  • 「そういうところに平気で座るところがオカシイ」

飲み会の席で上座しか空いてなかったので、仕方なく上座に座った時の一言。オカシイのはどっちですかね。

 

あれ?これは社会では普通のことですか?

いや、私もそう思って入社から3年間、色んなことを言われても笑ってやり過ごしてきました。

だけど、普通に考えたらオカシイですね。

 

皆さんにも思い当たることは、ありませんか?

 

職場では理不尽に耐えろ。それが社会だ。

こんなの、間違っています。

 

あなたが「嫌だ」と感じたらそれは「ハラスメント」です

 

でも、この上司にも良いところがあるんだよな~。

良いところがあるからと言って、その人のハラスメントは帳消しにはなりません。

良いところが一つもない人間なんて存在しません。(たぶん)

 

私たちはどこかで気付いています。

「これはハラスメントなんだ」って。

だけど気付きたくないんです。そんな仕打ちを自分が受けていることを。

職場のトップである上司、自分よりも経験豊富な先輩がそんな酷いことをするはずが無い。

人から傷つけられている、という事実を受け入れることも心の傷になるからです。

 

しかし、ハラスメントを受け入れないと、もっと苦しくなります。

ハラスメントは、「ハラスメントと気付ければ」苦痛は和らぐんです。

 

ハラスメントと気付いていない場合は、相手のハラスメントに無防備なため、普通に傷つきます。「私がいけないんだ」と自分を責めてしまうことも。

しかし、ハラスメントだと気づいている場合は、「あ、またこの人嫌がらせしてきてる」と気付ける。「本当に嫌な奴だな」と、相手を責める

 

ハラスメントをしてくる嫌な奴を責めること、が脱ハラスメントの第一歩です。

全てが解決するわけではありませんが「あなたは悪いくない」、こう思えるだけで心が軽くなります。

 

上司や先輩は尊敬したい対象であり、頼りたい相手でもあります。

だけど、ハラスメントをしてくる奴にロクな奴はいません。

残念ながら、あなたは上司や先輩には恵まれなかった。

ハラスメント野郎(彼ら、彼女ら)をかばうより、先ずは自分を守りましょう。

 

一番大切なのは、自分。

気持ちよく仕事するためには、ハラスメント野郎を毛嫌いすることからはじめてみましょう。

「そんなこと、やる意味ないよ」と「否定」する輩について

 

「そんなこと、やる意味ないよ」

 

否定する。

 

人が行うことをとにかく否定してくる輩がいる。

こういった輩は何をしているだろうか。

 

飲み会を開催して人の悪口を存分に言ったり、休日は家でまったり過ごしたり、至って普通の生活をしている。

とても健全な過ごし方である。

 

 

では、こういった輩は一体全体何を根拠に「やる意味が無い」と断言するのだろうか。

「やる意味が無い」には、主張者の「俺のイケン」以外、何も無い。

「俺のイケン」なんて、正直どうでも良いのだ。

 

「やってみて意味が無かった」という意見であれば、まだ聞くに堪える。

実際に行動した結果、「その人が感じたこと」、「行動する中で分かった難しさ」など、学びがあるからだ。

 

 

自分の人生、自分の意見や思いに沿って生きたいものだ。

「俺のイケン」を押し付けてくるような人とは距離を取った方が良い。

 

ノイズのせいで「自分がやりたいこと」のやる気が失われてしまう。

 

何よりも「俺のイケン」を主張する人は、私たちを思って意見している訳ではない。

私たちの行動が「俺のカンガエ」を否定することに耐えられないのだ。

 

人の意見なんて、聞き流せば良い。

 

自分の考えを大切にしよう。

自分の考えが人生を築いていく。

 

【簡易報告】365日、ブログを毎日更新し続けたよ!だから何よって話よ!

丁度一年前の2017年1月3日、私はノートパソコンを前に決意した。
「毎日ブログを更新するぞ」

ブログを続ける理由は、何だろう。

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「文章力を上げるため」と思い込んでいたが、よくよく思い返してみれば「何かしたい」っていうのが本音だったのだろう。

とにかく私は「何かを成し遂げてみたかった」

 

数字で振り返るブログ

  • ブログと向き合ってきた時間

376時間

  • 今までの総PV数

96,559PV

  • 「今日は寝る」的なサボり記事

約4記事(意外と少ないw)


365記事を作成してしまったので、読み返すのすら一苦労だ。
「何でこんなレベルの低い・・・」と目を覆いたい記事も沢山あるし、読み返してみると「意外と面白い」と感じる記事もある。
文章力がアップしたのかどうかを自分で評価することはできないが、考えていることを文字にするスピードは格段と上がった


この前の記事は1時間で2000文字。
質はともかく、このスピードが上がった事は1年間続けた成果だ。

 

よく「ブログを毎日書き続けるのは意味がない」というブロガーがいらっしゃる。
特に有名ブロガーだったり、PV数を稼いでいるブロガー様たちだ。

 

仰る通りである。(全く否定しない)

 

彼らの主張「無理に更新すれば記事の質は低下する。」

 

仰る通り!

 

繁忙期だったり、体調が優れなかったり、どうしてもネガティブな気持ちが抜けなかったり、そんな時にブログを書くと大変なことになる。

ブログが感情の掃き溜めになってしまうからだ。

 

感情の掃き溜め(憂鬱日記)

ブログが感情の掃き溜めになることを承知の上で、毎日ブログを書き続けた。

「何かを成し遂げたかった」から。


書き続ける中で、憂鬱日記の様なものを書く時もあった。

うつ病の女性のイラスト

個人的には、ネット上に憂鬱な時の感情の掃き溜めを作ることは大切だと思っている。

理由は、他の憂鬱な人役に立つから。

 

何か辛い時があった時、それについて検索したことは無いだろうか

引きこもり・登校拒否のイラスト

「学校 人間関係 辛い」というキーワードでグーグル先生に質問。

 

この場合、検索者は2つのことを求めている。
「辛い状況を改善するための方法」と「自分と似た経験をした人の気持ちを知りたい

憂鬱日記は、後者のニーズを満たす。
こんなに辛いのって私だけじゃないんだ

寝床でスマートフォンを使っている人のイラスト


そう思えるだけで、気持ちが軽くなるものだ。

 

その際、1点だけ注意したことがある。
タイトルから「ネガティブな記事だよ」ということを分かるように書くこと。

 

上記の理由以外の人が記事にアクセスしない様に配慮した。
配慮が届いていない可能性もあるが、全く気にしない。(オイッ)

 

今後のブログの方針

  • この1年間のブログ更新をよく振り返る
  • ブログの方向性を考える

今の段階では、特化型ブログを考えている。1年間更新してみる中で何を書きたいのか、何が求められているのかが分かった。

更に「これはヨカッタ系の記事」を増やしたいな。

自分が経験してる他の人にとっての「まだ見ぬ良いもの」に触れてもらいたいなという気持ちがムクムク。

  • カテゴリーの整理

今はカテゴリーがグチャグチャなので、ブログの方向性を考える時にカテゴリーも整理したい。

  • 毎日の更新をやめる

毎日ブログを更新することで、喜びや学びは多かった。

しかし、毎日更新する中でやろうと思っていたことがなかなかできなくなってしまったことも事実。(統計の勉強とか統計の勉強とか統計の勉強とか)

今まで続けてきたことをいきなり止めることは今までの自分を否定するようだが、

「毎日更新すること」と「随時更新すること」のメリット・デメリットを冷静に考えて止める。

 

はてな村のみなさま・他のブロガー様・読者の皆様

個別の交流は皆無に等しい孤独ブロガーですが、いつもありがとうございます。

ブログ関連で困った時はブロガー先輩の皆さんを頼りにコツコツ書いてきました。

振り返りする時に何故か、皆様へ感謝を唱えるのは何なんでしょうね。

この謎は、1年経った今でも解けず・・・(いや、読んでもらえると嬉しいからだよ!)

 

さてさて、365日ブログを更新できた喜びを噛みしめ勝利のベッドインをキメてきます。(もちろんソロベッドインなので安心してくださいwww)

 

この記事を読んでくださった皆さんにとって、今年が良い年になりますように^^

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(365/365)←365日連続ブログ更新の記録達成!!!

 

 

【まだ間に合う!】今年をより良くする!1月のうちにやっておきたいことベスト3

明けましておめでとうございます!!!

年末年始、仕事がある人もゆっくり休めた人も良い年を迎えられましたでしょうか。

この記事では「今年をより良くする1月にやりたいことベスト3」を発表します。

 

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「ちょっと待ってよ。新年のためにやるべきことって、前年までにやっておくべきでは??」 と少し気後れしている方はぜひ読んでいってください!

 

 

掃除

年末の大掃除を逃してしまった皆様にも朗報です。

掃除なんていつでも大丈夫!

 

部屋が煩雑すぎると色んなやる気も削がれていくので、是非綺麗に!

汚いリビングルームのイラスト

部屋を綺麗にして新年を迎えるのが理想ではありますが、1年は12カ月あります。

最初の1か月をかけて大掃除しても全く問題ありません。

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一気に掃除をする時間が無い人は、予定を立ててみて下さい。

 

<1月の掃除計画の例>

1週目の土曜日 玄関とお風呂

2週目の土曜日 トイレと自室

3週目の土曜日 キッチン

4週目の土曜日 ベランダ

 

こうして、分けて考えるだけでも軽い気持ちで挑めます。

 

前年の振り返り

「今年の目標」をいきなり立てる人もいますが、先ずは「振り返り」から始めることをお勧めします。

「振り返り」によって前年の反省を今年に活かせる可能性が大いにあるからです。

笑い袋のイラスト

何も、ネガティブなことばかりではありません、楽しかったことを思い出すことも「自分が好きなもの」を知ることに役立ちます。

 

<ポジティブな振り返り>

  • 面白かった、楽しかったこと
  • 達成感を感じたこと

<ネガティブな振り返り>

  • つらかったこと、できれば避けたかったこと
  • 諦めたこと
  • 失敗したこと

 

上記の振り返り項目は、ほんの一例。

人それぞれ、振り返りたいものも異なるので、自分に当てはまる項目を考えたり探して振り返ってください。

その際、カテゴリーを意識する!

<カテゴリー例>

家族関係、旅行、仕事、アルバイト、学業、サークル、趣味活動など・・・

離れていく若者のイラスト

カテゴリーを意識しないまま振り返ってしまうと、混乱してしまいます。

最初は思いついたことを全て書き出し、その後にカテゴリー別に整理する方法もありです。

 

今年の目標・計画を立てる

振り返りが終われば、やりたいことが見えてきたり、目標達成のためのより良い方法が見えてきます。

嬉しい表情の女性のイラスト(6段階)

振り返りと同様にカテゴリーを意識して「目標」を立てると考えやすくなります。

 

<カテゴリー例>

家族関係、旅行、仕事、アルバイト、学業、サークル、趣味活動など・・・

人によっては、振り返りの際には無かった「習い事」という新しいカテゴリーを目標に掲げる人もいます。

更に、目標を立てる際は、1.目標達成が何か」2.期日」を明確に決めることがポイントです。

 

例えば「新しい習い事として、サーフィンを始める」という目標。

 

なかなか良い目標に見えますが1.目標達成が何か」2.期日」を意識すると、こうなります。

「新しい習い事として、サーフィン教室に申し込みをして2018年8月までに1回目の受講を始める。」

インターネットを使いながら歓喜する人のイラスト4

この2点を明確に、目標を具体的にしたことで、達成するための逆算が可能になります。

「8月までに1回目の受講を始めるためには、7月中にはサーフィン教室を決めておきたい。そのためには、6月中か7月中旬ぐらいまでに、サーフィンにかかる費用、教室毎のプランの違いを知って比較する必要ががりそうだ・・・」といった調子です。

 

まとめ

今年をより良くする準備はできましたか?

縁起物のイラストマーク(招き猫)

「1月のうちに」 とは書きましたが、このベスト3はいつでも始められることですし、何事も始めるにあたって「遅すぎる」ということはありません。

 

「掃除」、「振り返り」、「目標・計画」この3点を意識して、より良い一年へ

そしてより良い人生に向かって歩んで生きましょう!

イメージトレーニングのイラスト(男性)

皆さんにとって良い一年になりますように。

(364/365)←365日連続ブログ更新の記録更新中

 

原田隆史監修 目標達成手帳 STAR PLANNER

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【映画】『ライオン・25年目のただいま』のあらすじ・ネタバレ、感想

 ライオンという映画について書いていきます。

 

LION/ライオン ~25年目のただいま~ [DVD]

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小言

内容に入る前に、邦題のサブタイトルにツッコミさせてください。

 

「25年目のただいま」

壮大なネタバレ!!!!

ネタバレ求めている人ならいいんですけど、これって25年後に家に帰れること分かりますよね?

 

いや~、タイトルにネタバレされているので、早速あらすじ・ネタバレしていきます。

 

あらすじ・ネタバレ

主人公は、サルーというインドの青年。

5歳の時に迷子になり、紆余曲折あってオーストラリア人夫婦に養子として引き取られます。

自分を探し続ける兄や母がずっと気になり、Google Earthを使って本当の家族を探し出す、という話。

 

更にこの映画は、実話ベース

 

あらすじ・ネタバレの詳細や実話と映画との違いは「id:hisatsugu79さん」のブログで書かれているのでここでは省略。

 

 

感想

  • 邦題のネタバレがひどすぎる

この映画の見どころは「家族との再会」なわけです。

果たしてサルーは家に帰れるのか!?という点がミソなのに「25年目のただいま」って・・・

本当だったら味わえたであろうドキドキを返してください。

 

  • 養子を受け入れる両親

サルーには実の家族と養子にもらってくれた両親、二つの家族を持っています。

養子に向かい入れてくれたブライアリー夫妻は「子供を産める環境」にいました。しかし、「恵まれない子が世界にあふれているので自分が出産する必要はない」という価値観の元で「養子を向かい入れること」を選びました。

実の子のように、大切にサルーを育てます。

スー(オーストラリアでの母)は、子供の頃にアルコール依存症の父親からひどい虐待を受けていました。前述の価値観は「小さい頃に家族以外の誰かに助けてもらいたかった」という思いが反映されているのかもしれません。

 

  • 周りとの境遇の違いに悩む主人公

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大学でサルーに彼女ができます。その彼女に吐くセリフです。

「何一つ不自由のないここの暮らし。吐き気がする。」

5歳までインドで「食うか食われるか」の生活をしてきたサルーにとって、オーストラリアでの暮らしは、全く異なります。

実の母や兄弟のことを思うと当然、彼らが「元気にやっているかな。ご飯食べているのかな」と気になるわけです。

更にこんな話を周りの友人に話したところで、誰も共感してくれません。

「誰も分かってくれない」という気持ちから、サルーは孤独を感じます。

 

  • 家族との再会

サブタイトルの通り、サルーは実母と再会を果たします。

お互いに抱き合って泣くのです。

サルーの母は、サルーの帰宅を信じて引っ越しをしなかったと言います。

このシーンを見て、思いました。

 

当たり前のようにお互いを探し合う。当たり前のようにお互いを思い合う。ここまでの想いを募らせる。

「家族」って何・・・

 

一言まとめ

「家族」って何なのよ。

 

 

(363/365)←365日連続ブログ更新の記録更新中

この寒い東京の夜、素足でスリッパを履く綺麗なお姉さんを見かけた。

仕事帰りの足取りは重い。

一方で、今日は5時起き、30キロウォーキングの後、カラオケ2時間という果てしない遊び方をしていた。

 

人混みに流されるようにホームの階段を降りる。

気分は良いが階段を下りる足が重い。30キロも歩けば当然だ。

ここまで遊び倒すバカが他にいただろうか・・・

そんなことを思っていると、階段を下りるスリッパのお姉さんが目に入る。

 

この時期にスリッパ?と驚きながら、よくよく見てみると素足である。

何が起きた。

逃れてきたのか。

いや、スリッパ以外は違和感のない綺麗な格好だ。

 

「オシャレは我慢」という名言があるが、我慢もついにここまできたのか。

2018年への意気込みを込めてここまで我慢して良いのだろうか・・・

 

3秒ほどの間、こんなことに考えを巡らせてハッとした。

今日の楽しかった思い出を味わおうじゃないか。

知らない人が寒い冬にスリッパを履いてようが私には関係ない。

 

最高の一日を振り返り、ニマニマしながら帰宅できるのは今日だけだ。 

(362/365)←365日連続ブログ更新の記録更新中

【映画もある】『ボヴァリー夫人』の1分で分かるあらすじ(ネタバレ)・感想

ボヴァリー夫人』を読みました。
古典作品って本当に面白い!と思ったので感想を書いていきます。
 

 

ボヴァリー夫人 (河出文庫)

ボヴァリー夫人 (河出文庫)

 

ボヴァリー夫人』の主な登場人物

本当は、もっと沢山出てきますが主に4人の人間模様が描かれています。

エマ・ボヴァリー・・・主人公

シャルル・ボヴァリー・・・医師・エマの夫

レオン・・・パリの大学で法律を学ぶ青年、エマの不倫相手その1

ロドルフ・・・田舎紳士、エマの不倫相手その2

 

ボヴァリー夫人』のあらすじ

登場人物の紹介で不倫相手その1、その2が出ている時点でお察しがつくと思うのですが・・・

あらすじの詳細はWikiにまかせて私なりに説明します。

 
・とあるフランスの田舎にシャルル・ボヴァリーというお医者さんがおりました。
・シャルルは初婚の妻を病気で亡くしましたが、運良くむちゃくちゃ美人エマさんと結婚します。シャルルのテンションは爆上げです。
シャルルつつましく平凡な暮らしを好み「愛しのエマもこの暮らしを気に入ってくれているんだろうな」と一人でニヤニヤ。
・しかしエマさん、「ワイ、絶世の美人なんやから、もっと幸せにならな!」と平凡な暮らしに苛立ち
・そんな平凡な質素な暮らしに苛立つエマさん、青年レオンプラトニックな恋に落ちます。
・さすがのエマさん「いやいや、こんな若もんと不倫とかしたらあかん」
・レオン君では口説けなかったエマさんですが、45歳独身のロドルフ長年の経験と勘を頼りに「暇を持て余して不満を抱える絶世の美女エマ」を全力で落としにいきます。
・熱烈なメッセージ、夫のシャルルからは感じられないエネルギーをロドルフから感じたエマ「私が待っていたのはこういう熱い生活なの!」と遂に不倫に至ります。エマには娘がいましたが、子供がいようがエマには関係ありませんでした。
「私、本当はこんな女じゃないのに」と言いながら、隙さえあればロドルフを尋ねます
・そんな二人でしたが、エマがロドルフに駆け落ちの計画を持ち出したころから、ロドルフの態度が一変。「この女そろそろ面倒や」と駆け落ち前日に手紙で別れを告げます。ポイッ
・エマ、咽び泣いて3年間体調不良へ
・そんなエマさん、ひょんなことからレオン君と再会します
・レオン君はパリで勉強したり色々と自信をつけているので「こんどこそは、エマさんを落として見せる」と意気込み、目標を達成
・エマさんもレオン君も再会する瞬間までお互いのことをすっかり忘れていたにもかかわらず「ずっと思い続けていました」とバカバカしい会話を交わします

エマさんには不倫以外にも大きな問題がありました。それは、莫大な借金です。家の装飾を豪華にしたり、着たいドレスを買いまくったり、不倫相手のロドルフやレオン君に会うためお金を使いまくります。

・借金については、つけ払いなどでゴマカシ続けていましたが、ついに支払期限が延ばせないところまできてしまいました。狂ったように色んな人にお金を借りたいとお願いしますが、レオン君もロドルフも「いや、それは困る」と態度を一変。

・もうどうしようもない、借金は片付けられない・・・という時点でエマは毒服によって自殺

・夫のシャルルは妻の死を悲しみますが、借金が増えた理由や不倫については気付きません。

・多額の借金にも関わらず、エマを懐かしむようにシャルルは妻が行った様な華美な暮らしを続けて借金を続けます。

・身も心もボロボロになったシャルル、ある日エマの不倫を裏付ける手紙を見つけ、呆然とし、他界。

・一人残されたエマとシャルルの幼い娘は、貧しい親戚に引き取られ、工場で働くことに・・・

<終>

 
 
 

感想

読み始める時は「どんな不倫してたんだろうか」とかなりゲスい気持ちで読み始めたのですが、最後の一行を読んだ時は、鳥肌。
文学作品ってこんなに面白いの!?
 
上のあらすじで簡単に書いたのですが、例えば、不倫相手のロドルフがエマを捨てるるために手紙を書いてる場面が面白かったです。
 
超訳したらこんな感じ
「うわ、こう書いたらこの女喜ぶで〜。俺天才やな」とかぶつくさ言いながら『おいどんはお前のこと本当に愛してるんだけど、お前の幸せのために距離おくんやで』

この作品で強烈なのは、主人公エマさんの「退屈への拒否反応」と「幸福追求のための自己中心的な考え方」です。

そもそもエマさんは田舎育ち、修道院にいる間も「将来の結婚は今までのような退屈とは全くことなるもののはず!」とワクワクして過ごしていました。
期待が高かった分、今までの暮らしとほとんど変わらない退屈なシャルルとの結婚生活に怒り爆発です。
こんなはずじゃなかった(ぶちぃっ)
 
とまあ、気になるのはエマさんの美しさです。
エマの態度やその他の描写から、レオン君やロドルフ以外の男性もきっと「エマさん、まじカワエエ」と思っていたに違いないです。
 
2014年にはエマ役にミア・ワシコスカを迎えて映画も出ているみたいですね。
 
パッと見るとエマが自分の美しさに溺れた、ただのバカな女にも見えます。
しかし、「もっと幸せになりたい」これは誰にでもある願望です。
小さい頃の夢がそっくりそのまま叶った人がこの世にどれだけいるでしょうか。
成功者はそれなりにいますが、「成功」と「小さいころに思い描いた夢」は必ずしも一致しません。
 
私たちの中にも小さなエマがいる。
エマをどこかでバカにしつつも、自分にも似たものを感じる。
だからこそ「名作」として愛されているのかな。 
 

(361/365)←365日連続ブログ更新の記録更新中

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