普段は接点のない他部署の方4名と仕事をした。
気さくでとても良い人たちだった。
しかし、問題が起きた。
4人の中で認識の違いがあったのだ。
誰かが「これは△だよ」と言うが、
私ともう一人は「いや、〇だよね?」と話が噛み合わない。
どうしよう、どうしようという空気が流れた。
「これって〇●さんに聞けば分かることですよね?」
咄嗟にこう言ったのだが、誰も耳を傾けない。
何故なのか。
△でも〇でも正直、どうにかなるっちゃなるのかもしれない
しかし、私としては気持ちが悪かった。
誰も動く気配がなく「どっちなんだろうね~」
みたいな雰囲気がダラダラ続いていたので、
勝手に〇●さんの元へ向かって質問した。
△が正しかった。
自分の予想とは異なったので一瞬混乱したが、
正しい情報を元に皆で問題なく仕事を終えることができた。
仕事がひと段落した時に、
Aさん「さっきさ、〇●さんに突撃して質問してたじゃない?あれすごいよね」
Bさん「すごいすごい。私は文句は言うけど質問はできないわ~」
と言われた。
自分としては、突撃質問することは何でもないことだし、正解が分からぬまま仕事を進めるのも気持ち悪かった。
客観的にこの文書を読んでもやはり、
人に突撃質問されることを褒められることは私としては納得がいかない。
当たり前のことだから。
しかし、2人からわざわざ指摘されるということは、
所属している組織では珍しいタイプであることは間違いない。
組織で働く上での強みだなと感じた。
上司との面談でも「~ができる人とできない人がいるんだよね」と言われたことを思い出した。
今日の出来事から思ったのは、
強みというのは、必ずしも「世界で1番」である必要はない。
「井の中の蛙」でもいいのだ。
「グローバル化」、「大企業でも一生安泰ではない」という流れの中で、
どうしても「世界で1番」とか「誰にも負けない強みを作る」、
「専門A×専門B×専門C」で世界最強になれる、
という壮大な強みでなければいけない強迫観念に駆られていることがある。
長期的に見れば、他の組織にすぐに移れる力や
組織に属さなくても生きていける力があった方が良いし、
その力を養うために切磋琢磨する必要はある。
一方で中期的には、組織の中での自分の強みを認識し、
自分のやりたい仕事を実現するために強みを生かす、
上司に強みを認識してもらえるように働きかけることも
楽しく仕事をする上で大切かもしれない。
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