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【オランダ・アムステルダム】アンネの家を訪問した感想。待ち時間、開館時間は?予約可能?

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訪問日:2016年1月8日(金)

 

開館時間:9時

入場料 :大人(18歳以上)€9、10歳以上17歳以下10-17 €4,50、9歳以下は無料 

(詳細)The Anne Frank House: Opening hours, prices, location

予 約 :可能 (詳細)アンネフランクの家の予約方法を画像付きで徹底解説!

以下、アンネの家を訪問した時のレポート、感想です。

 

5時50分起床、アンネの家に行くために飛び切りの早起きをした。以前、夕方頃にふらっと訪れた時は3時間待ちの行列ができていたため入場を断念。今回はリベンジだった。

 

8時4分、予定通りに「アンネの家」に到着

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朝の早起きでテンションは低かったが、早く列に並べたのでテンションアゲアゲ。前から4番目だった。

1月、朝8時過ぎのアムステルダムはとてつもなく寒かった。運よく近くでカフェを見つけたので、紅茶を飲みながら並んでいたら体が温まった。

 

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途中で配布されたアンネの家のパンフレットを読んでいるうちに9時になった。時間はあっという間に過ぎた。いよいよアンネの家へ。

 

<館内は撮影禁止のため、写真はありません。>


アンネの日記の一節を引用しながら当時の様子を振り返り、様々な部屋へと進んでいく。
いよいよ、本棚の奥の隠し階段を上がり、隠れ家となっていたスペースへ入った。

想像していたよりもずっと広く、トイレ、台所もあり、生活できそうだと感じた。
しかしながら、窓は開けてはいけず、大声で話してはならない。2年近くもこんなスペースで住んでいたなんて相当ストレスだったに違いない。

館内を回りながら、60年以上前にアンネがここで暮らし、捕まったことを想像した。自分が窓から見ている景色と同じ様な景色をアンネも見ていたというのは、実に不思議だった。

 

アンネが特別だったかというと「普通」だったと思う。わがままな部分もある、恋もする、喧嘩もする。いたって普通の人だった。アンネの日記からアンネは「普通」に「希望を持って、夢を持って生きていた」ことが分かる。だけど、このような志を持っている人たち、多くの普通の人たちの人生を戦争などで壊す世界は嫌だと強く感じた。

私もいたって「普通」の人間なので、有事の事態には、真っ先に乱雑に扱われる。

 

アンネは特別ではない、普通の人だ。

小学生の頃は、『アンネの日記』を途中まで読んでやめたが、今となってこの日記の重要さを思い知った。普通の人であっても記録を残すこと、自分自身であり続けることで、後世の人に影響力を及ぼすことができる。

アンネの日記』があったからこそ、私は60年前の出来事に意識を傾けることができるし、アンネが普通だったからこそ、戦争という大きな問題を身近に感じることができる。ただの過ぎ去った問題としてではなく、リアルな自分の問題として考えることができる。

 

アンネの家に行ったことで、第二次世界大戦や戦争のことはもちろん考えさせられた。
普通であること、普通に過ごせる環境をいかに守るか。自分らしくあり続けること、記録を続けることの意味についても考える機会となった。

 

アンネの家に行ったからといって、劇的に考えが変わるわけではない。すごく良い感想をブログに書けるようになるわけでもない。ただ、第2次世界大戦についての感じ方が少し変わる。もっと自分事として考えることができるようになる。

実物に触れることの意味とはこういうことなんだ。

 

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