ハーグでの一人旅
2016年1月5日、オランダ滞在9日目にして初めて一人旅を決行した。
他の日程では、オランダ留学中の友達と一緒に行動。
旅慣れている人には、オランダなんて治安が良すぎるだろうが、パリ同時多発テロ事件の直後であったことや、初ヨーロッパ旅行、初デン・ハーグだったので、少しドキドキしていた。
ちなみにハーグは「事実上のオランダの首都」と呼ばれる都会。
オランダ議会の議事堂が所在している。議事堂のほかに、王室の宮殿、中央官庁、各国の大使館などが置かれており、ほぼすべての首都機能を担う、国内政治の中心都市である。そのほかにも、国際司法裁判所や旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷、国際刑事裁判所等の重要な国際機関が複数置かれ、「平和と司法の街」とも呼ばれる。
「知らない人にはついて行かない」
不幸にも海外で失踪する邦人がたまにいる。
旅のテンションに流されず、小学生の時に教えてもらった「知らない人にはついていかない」を徹底して安全に旅するぞと決意。
突然出てきたオレンジ集団
ハーリングを食べてからエッシャー美術館に向かうところだった。
カッコいい旗がズラーっと並んでいる写真を撮っていたら
「なーにしてんだ?」とオレンジの服のオジサン集団に絡まれた。
ちょっと待って、ホラ、邦人が海外でよく行方不明になるじゃん
怖いよ、来るなよ
ガタイ良いし、ハゲだし(失礼!)、怖いんですけどおおお
スイマセン、確かにおじさんたち写ってました
消すから許してや!!!
無情にもオレンジの集団は近寄ってきた。
出会って10秒で日本の労働条件をディスる
ちなみにオランダ人の母語はオランダ語だが、ほとんどのオランダ人が流暢な英語を話す。
もう1年以上も前なので、彼らの英語なんて覚えていない。
ただ、何故かエセ東北弁で脳内再生された。
おめぇ、どっから来たんだっぺ?
こんな旗撮ってどうすんだっぺ?
冬休みは1か月ぐらいあるのか?
俺らは1か月ぐらい休むっぺ
おめぇの休み、少なぐなぐねえが?ギャハハハハ
(大きい声で笑うな!こわいだろ・・・顔が引きつる)
オレンジのおじさんその1「俺が君とこの旗の写真撮ってやっぺ」
えええ・・・これって
「キミ~、写真撮ってあげるよ」って言われて、いや~ん、海外の人って超優しいんだけど~素敵!って思いながらカメラ渡した瞬間に、カメラそのままひったくられるパターンじゃないですか?
渡航前に読んだ「海外旅行でよくある被害事例」にそっくりなんですけどwwww
・・・どうしましょうと思いつつも
「海外旅行保険に入っているから最悪の場合は保険降りるっしょ」とオニューのiPhone6を渡す。
ここまできたなら、無駄に怯えるのは止めよう。
オレンジの集団に向かって言った
「どうせなら、一緒に写真撮ろうぜ。」
一番ノリの良いおじさんがニコニコ近寄って写ってくれた。
イケてるポーズをとるオレンジのおじさんその2
旗、全く写ってないがな!
ちなみに、仏スエズって大企業じゃねえか。
水ビジネスで無視できないのは、ウォーターバロン(水男爵)と呼ばれる巨大な水道事業者だ。仏ヴェオリア・エンバイロメント、仏スエズ、英テムズ・ウォーターがその代表格。
ワロタwwww
旅人に話しかけてないで仕事しろや。
日本のおじさんたちが仕事中に観光客に話しかけて「写真撮ってやっぺ」なんて言ってるところなんて全然想像できないよ~。ディズニーランドのキャストぐらいだろ!
だから外国人は怠けてて、日本人は勤勉って言われるんだよ!
・・・・
・・・・・・・
だから社畜とか言われるんだ、日本のサラリーマンは( ;∀;)
労働者を自由気ままにに働かせているオランダよ、お前の勝ちだ。
旅の醍醐味と危険は裏表
こんな訳で、私にとってのオランダの第一村人は「東北弁なまりのオレンジ集団」でした。
念には念を入れて気を付けながらの交流。時間にして5分にも満たなかったですが、村人(純粋な地元民)と初めて交流できたのはとても楽しかった。
一方で「ああ、こういうのに味をしめると怪しい人にもついていっちゃうんだ」って分かった気がした。
意外に筆が進んだので、オランダの他の村人との出会いはまた次の機会に!
今後もオランダ旅行記、随時アップします。
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