うちの業界は斜陽産業と言われている。
斜陽産業(declining industry)
需要が傾向的に減少している産業。産業の発展段階からみて成熟期を過ぎてしまい,活発な需要が発生しない場合や,技術革新などを利用した新しい産業の登場,あるいは外国の競争力の強い競合商品の輸入などによって従来の需要が侵食される場合などにみられる。
うちの業界に限らずとも、新聞、石油、小売りも斜陽産業と言われている。
上記の業界に限らずとも、作れば作っただけ右肩上がりに業績が伸びていた頃と比較すると、どの業界も斜陽産業と呼べるのかもしれない。
そんな斜陽産業ど真ん中の弊社ではこんな会話を良く聞く。
「このままだと俺らが退職する頃には、退職金が減っているかもな。いや、俺らはギリギリ貰えるかもしれないけど、省エネの世代は絶対に減ってるよな。マジでヨロシクネ~」
入社して1年目からこんな会話を聞き続けてきた。
入社1年目といえば、1年間世話になっているだけだし、業務も大して難しくないので、先輩方から大したものは教わっていない。
勤務時間と比例して増えていく業務知識は身についていったが、それは業務を行えば誰でも身についていくものだ。
大して世話になっていない先輩方に「俺らの年金、退職金のために頑張ってね、お前の分は減るけどね」と言われた新入社員の気持ちをこの職場の人は想像できないのだろうか。
「新人のうちは沢山仕事をした方がいい」とも言われる。
こんな記事を丁度1か月前に書いていた。
新人のうちに沢山仕事をして何になるのだろうか。
先輩の負担を少なくしたからと言って自分の取り分が増えるわけではない。
入社前から分かってたはずなんだけどな。
斜陽産業であれば、自分の将来の給与が今の偉い人よりも低いことなんて。
ただし、先輩が新人に対して「ヨロシクねwwww」というテンション煽ってくるところまでは想像できていなかった。
シクった・・・・
個人的にこの無責任な感じがかなり嫌いである。
こんな先輩方がいるのだから斜陽産業になるべくしてなったのだろうという変な納得感もあるが。
まあ、こんな感じで就活の時にどんだけ一生懸命考えようが必ず穴はあるもの。
ただ、ネガティブな面ばかりではなく、ポジティブなこともある。
何事も完璧なんて無いし、周りから見れば「私」もガッカリポイントなんてあるだろうし。
想像と違う現状を悲観していても何も生まれないし、
現状を正しく把握して、就活の時に「コレをしたいからこの業界で働きたい」と思ったことを実現するべく、行動していこう。
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