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【就職活動・ES】大手企業志望者必見!きちんと書いたのに何故か落とされる「学生時代に頑張ったこと」8割の学生はココが抜けている。例文では学べない書き方のポイント。

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この記事は「学生時代に頑張ったこと(力を入れたこと)」を書く際のポイントをテーマにしています。

「学生時代に頑張ったこと」を書いてみたけど、きちんと書けているのか心配、ルールに基づいてきちんと書いたのにインターンシップで落とされた、なんて人に向けです。

 

ちなみに前置き(心の叫び)が長いので、時間が無い人は目次の3に進んでください。

 

 

 

前置きA.「学生時代に頑張ったこと」を書いたことが無い人へ

「ESの書き方が全く分からないよ~。何も書いたこと無いよ」という人はこの記事を読むには100万秒早いです。

これらの記事を一読して、適当に「学生時代に頑張ったこと」を書いたら戻ってきてください。60点ぐらいの出来で大丈夫です。

簡単!「学生時代頑張ったこと」の書き方の7つの秘訣【例文あり】 | 賢者の就活

40社中39社通過した私のエントリーシート【学生時代頑張ったこと】

 

 

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前置きB.「学生時代に頑張ったこと」を読んでいるとインコになる

前置きはまだまだ続きます。

この時期になるとほぼ毎日の様に大学生のESを見ますが、ほとんどの人が同じところで躓いているので、同じ様なFBを何度も何度もしています。

 

「またココが抜けてるよ・・・」

「この子も・・・」

「うわ、こいつも・・・」

ああああああああ

っやあdふぁいおうぇ

あqwせdrf

あqwせdrftgyふじこlp;@

 

フィードバックを予め録音しておいて、大学生にESを渡された瞬間に再生して昼寝したいです。もしくは、紙一枚にまとめて、無言でトントンって示して昼寝するか。

毎回毎回同じことを言わされるので、就活ピーク時期はインコモードに突入します。

正に拷問です。

勘弁してください、私は人間です。

違うことを話させてください・・・

お願いします・・・

 

そろそろ、この現象に名前を付けましょう。

(仮名)「オモヌケ」

この現象に名前が付けば、このミスを犯す人はいなくなるとはずです。

(最後までこの記事を読んでもっといい名前を思いついた人はコメントに残してください。センスの良い名称は私が生み出したことにするので。)

 

こういった事情から、同じところで躓く学生を一掃して「人間らしく自由に言葉を発したい」そう思ってこの記事を書きまます。

 

やっと本題です。

 

8割の人が書けていない「思い」

結論から言うと、「学生時代に頑張ったこと」に「自分の思い・考え方」を書いていない人がほとんどです。

 

前述のサイトでも当たり前の様に「自分の思いや考えを必ず書きましょう」と書いてあります。どの就活本でも必ず書いてあります。

 

巷にあふれるESの書き方に従って書き上げる頃には「それらしいもの」が完成します。

 「①●〇を頑張りました。→②~という課題がありました。→③~という行動をして→④課題を解決してこんな風になりました→⑤貴社でもこの経験を活かしたいです」という具合です。

あまりにも「それらしい」ので、「思い」や「考え方」が抜けていることには気付かず「オッシャできたぜーーー/(^ ^ )/」と思ってしまう気持ちも良くわかります。

  

企業が知りたいのはあなたの「人柄」

※ここでの「企業」は所謂「大手企業」を指します。

 

少し遠回りに見えるかもしれませんが、

そもそも、企業が「学生時代に頑張ったこと」を質問する理由は何でしょうか。

ズバリ「人柄」を見るためです。 

「お前はバカか!企業が知りたいのは、この人がどれだけスゴイことをしたかだろ?」という方に説説明します。

 

もちろん、「何をしたのか(スバラシイ実績)」も見ていますが、実績を一番に見たければ、箇条書きで済むはずです。

・●〇大会で1位になりました

・〇●を開発しました

・サークルの新歓で昨年比5名増に成功しました。

・アルバイトのカフェで接客満足度を上げることができました。

 一部外資系企業や特定の業界・企業では「人柄なんかどうでもイイ、汚いことでもなんでもして結果を出せばいい」というところもあるかもしれませんが、稀です。特に日本の新卒採用では、「何ができるのか・何をしてきたのか」よりも「人柄」を見られます。

 

リクルートさんが企業からとったデータにもはっきり示されてます。

企業には「採用基準で重視する項目」を(中略)尋ねたところ企業が重視する項目の上位は、「人柄」(93.0%)、「自社への熱意」(79.0%)、「今後の可能性」(68.4%)となった。

引用元:p.20『就職白書2016 』~冊子版 PDF~

 こうハッキリ言ってます!

面接では多くの学生が自分の経験をアピールするが、企業は経験そのものではなく、経験を通して人柄や今後の可能性を知ろうとしていることの表れともいえるだろう。

引用元:p.20『就職白書2016 』~冊子版 PDF~ 

 

繰り返しになりますが、企業が200文字~400文字でわざわざ文章を書かせるのは、「人柄(どんな人なのか)」を知りたいからです。

そして「人柄」を伝えるために必須なのが行動する際の「自分の思い・考え方」です。

 

企業は何故、就活生の「人柄」を知りたいのか

仕事をするのに人柄を聞くのは何でだろう?

至極当たり前の疑問です。

「人柄よりも能力だろう!」

もっともな考え方だと思います。

 

しかし、一般的な「日本の大手企業」は新卒の社員が仕事ができるという期待を一切していません。

グローバル化によって日本企業のこういった風土が失われつつある、とニュースなどで言われていますが、そうは言っても依然「新人は3年ぐらいかけて育てる」と考えている企業が多いことが事実です。

 

仕事については入社したら教えてやるので、入社時の「能力」は問わない

 

その代わりに

・「能力」を身に着ける素養はあるのか、

・教えたら伸びる可能性はあるのか

・1,2年目で仕事で辛い場面が訪れても止めずに続ける根性はあるのか

などの「人柄、キャラクター」を重視して、人を見る傾向にあります。

 

人柄を表す「自分の思い・考え方」

「学生時代に頑張ったこと」を書く際に【自分の思い・考え方】を書いていない状況を「オモヌケ」と呼びます。今さっき決めました。

「オモヌケ」が起こる理由として一番考えられるのは、「自分の思い」がその人にとっては「当たり前すぎること」だからです。「(自分にとって当たり前すぎる)思い」だからこそ気付けないし、書けない。

だって当たり前すぎてワザワザ書くななんてバカバカしいから。

 

しかし、よくよく考えてみると「自分にとって当たり前すぎる思い・考え」こそが自分らしさであり、人柄を示しているのです。

 

では、当たり前だから気付かない「思い」に気付くにはどうすれば良いのでしょうか。

無理じゃないかって?

難しいかもしれないけど、無理ではない。

 

 自分の「思い」に気付く方法 

例えば「学生時代に頑張ったこと」はこういった流れでよく書かれている。

 「①●〇を頑張りました。→②~という課題がありました。→③~という行動をして→④課題を解決してこんな風になりました→⑤貴社でもこの経験を活かしたいです」

これでは「オモヌケ」なので、インコモード発動です。

 

そこで「自分の思い」に気付くために、「学生時代に頑張ったこと」について以下の様に「自分に質問」してみてください。

 

Q.「①●〇を頑張ろうと思った」もしくは「②~という課題」に取り組もうと思ったのは何故ですか?

 

・サークルがテーマの場合

たかがサークルなのにそこまで力を入れようと思ったのは何故なの?だって、サークルの他のメンバーはその課題に無関心だったわけでしょ?しかも給料出ないんだよね?

 

・アルバイトがテーマの場合

学生の本業は学問することなのに、たかがアルバイトでそんな工夫しようと思ったのは何故なの?。だって、給料上がるわけじゃないでしょ?他のアルバイトは適当に流していたでしょ?わざわざそういう行動するの面倒じゃない?なんで放っておかなかったの? 

 

・ゼミの「とあるグループワーク」がテーマの場合

そのテーマにそんなに必死になったのって何で?周りのやる気ない人にも声掛けしてたのは何で?行動しない人なんて無視して自分の意見通せば良かったんじゃないの

 

・???がテーマの場合

何でそんな活動頑張ろうと思ったの?学生って遊んでれば幸せじゃないの?無給だったの?それやる意味って何?

 

現時点で思いつくのは、自分への質問はこんなところです。一般的には「何故を5回繰り返してください」と言われるものですが、「一体何に対して何故を5回繰り返すのか分からないよ」と言う人が多かったので、具体的に書きました。

普段、私が大学生の相談に乗っている時も「自分の思い」に気付いてもらう際も「ただ何故?」と質問するというよりは、「そんな程度のものを~しようと思ったのはなぜ?」とか「~ごときで」という調子でワザと喧嘩を売っています。決してインコモードにさせられたイライラを爆発させているわけではありません。

 

では、この質問をした時にどんな答え(思い・考え)が返ってくるのでしょうか。

~を頑張ったのは・・・・

・周りに迷惑をかけたくないと思ったから

・人に負けるのが悔しかったから

・途中であきらめるのが嫌だったから

・~が苦手な自分を変えるため

・この目標自分にとって~なので、何が何でも乗り越えたかったから

・任されたからには~しようと思った

・先輩に優しくされたので今度は自分が~と思って~した。

 

これは私が今まで大学生に質問をして返ってきた回答のほんの一例です。

「アルバイトですけど~したいと思ったんですよね

「面倒だとは思わないです。だって~な状況が嫌だったから(つまり~な状況を良くしたかった)」という調子で「思い」を語っている大学生に問いかけます。「ソレがあなたがその行動をとった時の思いですね?人柄ですね?あなたにとっては当たり前でも周りの人はそう思ってなかったから行動してなかったんですよね?それがあなたらしさなんじゃないですか?」と全力で連呼します。(ゼエェゼエェ)

 

返ってくる答えの多様さに気付いたと思いますが「思い」は人それぞれですし、「この思い」が一番優れているなんてものは決まっていないと思います。

 

例えば「周りに迷惑をかけたくないと思ったから」という思いの場合は、一見主体性が無い、後ろ向きな思い・考え方のように見えますが、「迷惑をかける(自分が不得意な分野での活動)」立場であってもその状況から脱するために行動できる人であることが分かります。会社では、何も自分が得意な仕事ばかり振られる訳ではないですし、新人なんて知らない仕事(不得意な仕事)しか振られない立場なので、「不得意な分野でも皆に迷惑をかけることは悪いと思って自分から行動できる人なんだ」という点は十分評価されると思います。

ただし周りに迷惑をかけたくないと思ったから」という表現が気になる人は、表現の方法を工夫した方がいいです。例えばチームの一員として、自分も貢献したいと思ったから」と変更するなど。

先ずはありのままの「自分の思い」を出す。「自分の思い」がネガティブに見えて気になるのであれば、嘘ではない範囲でポジティブな表現にすればOKです。

 

周りに迷惑をかけたくないと思ったから」の水準が「普通以下(例:飲食店のアルバイトで飲みものをこぼす自分を改善した)」の場合は普通に減点されるので、マイナスをゼロにした話ではなく、最低でもゼロをプラスにした話が対象です

<復習>オモヌケを確認する

「学生時代に頑張ったこと」を一旦書き終えたら、オモヌケ(思いが抜けている)になっていないか確認してみてください。

 

「①●〇を頑張りました。→①‘なぜなら~という思いがあったからです→②~という課題がありました。→③~という行動をして→④課題を解決してこんな風になりました→⑤貴社でもこの経験を活かしたいです」この様に

①と②の間に先程の方法で気付いた自分の「思い」を押し込めば、完了です。

 

 コレでオモヌケからおさらばです。

人柄をしっかりと伝えて、自分がどんな人間かを分かってもらいましょう!

 

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※「ESの書き方に正解はない」ので本記事はESの書き方の一つとして参考にしてください。